BWS100 SSチャーモ慣らし終了とデトネと圧縮下げ
前回の記事で投入した通称SSチャーモ。
ノーマルクランク時代、SS真似事で使ったやつ。


排気ポートタイミングは尻の上から約24.2mmで(サビチャーモは約26mm)、
チョイとハイポート気味だ。
よく理解もしてないのに、えらそうなことを言っちゃうと、
今回の構成だと、排気総角は約197度ってところだ。たぶんw
こいつもようやく6800以下の回転数で100キロ以上の慣らしを終え
(主には6200~6400RPM付近を利用)全開を試してみることになった。
…しかし、これは驚いた。全開でとんでもないデトネが出現。
デトネといっても、いくつか種類があると思う。
俺的デトネ音は大まかに4種類くらいあるけど、
ぶっちゃけ、俺はどれがデトネなのかイマイチわからないw
どれもデトネかもしれないし、4種類のうち一部かもしれない。
あるいは、全部デトネじゃないかもしれないw
はっきり言えるのは、サビチャーモで発生した異音と、
今回のSSチャーモで発生した異音はどれもある程度圧縮や
点火を攻めたとき出現するような音。アクセルから手を離した直後ではなく、
アクセルONの状態で出続ける音だ。ま、ここでは今まで通り、
デトネという便利な言葉を借りることにしよう。
さて、SSチャーモでのデトネは今までサビチャーモで現れたデトネとは
性質がちょいと違う。
サビチャーモでは大体110キロあたりから全開でデトネが始まる傾向だったし、
音量も小さい部類だった。耳をすませなければあまり聞こえないくらいの
ちりちりって感じの音。この音には2度もやられたことがあるので、
間違いなく危険な音である。
この音が出始めてから全開をし続けると10秒もつかどうかって感じ。
この場合は過去2度とも、ヘッドやピストントップは無傷だけど、
焼きつきという結果が出た。
しかし、今回のSSチャーモ尻でのデトネは、少なくても60キロ以下であれば、
どんな領域でも「全開した瞬間」デトネが出現するし、しかも音の方も猛烈だ。
詳しくは猛烈に音が出始める時点は、全開の手前からって感じで、
開度1/2ってところは猛烈な音はしなくても前触れはあるって感じ。
そして、慣らしの上限回転数に設定した、6800RPMでも音がちょいと
汚い傾向はあった。でも、まさか全開でこれほどとは。
この激しい部類のデトネだが、音量的にどれほど猛烈かというと、
実際のデシベル値ではどうなってるかは知らないけど、
体感的にはマフラーの音を軽く凌駕してるって感じの音だ。
実際、今回初めての全開でこの音を聞いたときは、びっくりしてアクセルから
手を離すどころか、一瞬身震いまでするほどだったw
寝てる猫の前で、大きな音をたててみる。すると、猫は

↑こんな感じにびっくりして、音の出る方向を向くじゃないw
それと似たような感覚で俺もびっくりしたってこと。
さて、実はこのような症状は過去一度経験したことがあり、
ベースを0.2mm増やすだけで解決出来たことがある。
(ノーマルクランク、ハイグレ、G03か新PG管)
当時のデトネと違いがあるとしたら、当時は冷間時に主に発生。といった
感じだったけど、今回はエンジンが暖まっても発生するって感じ。
圧縮を下げればこの音は確実に消えるだろう…と思ったけれど、
ちょっと腑に落ちないところがある。
前回のサビチャーモの場合
3ポート@1ポート化、CMピストン、ベース1.3mm、ヘッドはノーガスケット
という構成。つまり、ガスケット総量は約1.3mmってとこで、
今回のSSチャーモの場合
3ポート@1ポート化、CMピストン、ベース0.9~1mm(RUIMA付属の黄色い
やつ)ヘッドは0.35mm
といった感じで、ガスケットの総量としてはサビチャーモとほぼ同等だった。
ヘッドは当然同じやつを使用(ガレージミサイル56φ、2.4彫りこみ)したし、
ポートタイミングや、弦長そのものはこちらの方が明らかに
早く、大きかったので、ちょっと納得できない。
なので、「セッティングで何とかなるものなのかな」と思い、圧縮を下げる前に
少しだけセッティングを見直してみた。
まず、慣らしでのセッティングを書いておくと。
1.#40 N80F上から4段目(以下N80F4) #140 7.25g
↑これが慣らしのセッティングのまま全開の様子。
長く全開しないんじゃない、あの恐ろしい音のせいで、長く全開出来ないのだw
まあ、この音で焼きつかせたり、ヘッドのスキッシュー部に傷が出来る&解ける
ほど放置したことはないので、実際危険な音なのかどうかは分からないけど、
体感的に&音的にはこの音が一番ヤバイ気がするw
この音を聞いたことがある人は動画でも聞き取れると思う。
全開と同時に異音ははっきりと出ている。
この音が録音されてるってことは、風の音にも負けず、
マフラーの音にも負けずってことで、動画では大したことない
音に聞こえるかもしれないけど、実際は周りに迷惑がかかるほどの汚く、
恐ろしく、デカイ音だw
動画の再生時間でいえば、「2秒あたり、2秒後半、3秒前半、7秒~8秒」
と、俺には4回も聞き取れる。
一番長く音が出るのは7~8秒あたりなんだけど、風の音が邪魔で、
2~3秒あたりの3回連続の音の方が分かりやすいかも。
2.上記のセッティングから、7.25g→7g
もちろん、これでデトネが解消されることはないw
慣らしの時点で、「WR重く出たな」という印象があったので、
WRを軽く変更。デトネはもうちょっとひどくなったかな?って感じ。
2秒後半、5秒前半で2回聞こえる。
3.上記のセッティングから、点火タイミングをノーマル同等に。

ここから、

順番を逆にして貼り付けただけですけど、なにか?w
ま、改善はなかったので、URLを貼るくらいにしておく。
余計にブログが重くなるのもシャクだし。
まったく改善がないといっていいだろ、って感じだった。
となると、やはり圧縮か?
4.上記のセッティングから、SJを#40→#42、MJを#140→#150
SJはデトネとは関係なく、最近初始動がキツくなったので、それでなくても
上げようとした。MJを上げるついでにやったって感じ。
「#140でも濃いと思うんだけどな」と言った感覚だったけど、
実際はデトネが出てる状況だったので、あえて大幅に上げてみた。
すると、
↑上記のURLのように、濃すぎてまともに進めない。
全開のようには見えないかもしれないけど、ある程度回転が上がるところは
実は全開だ。全開で7000RPMもまともに回せない状況。
一瞬8000手前まで上がるが、全開をし続けると、6500すら回らなくなる
ほど濃い。もちろん排気音はぶぶぶぶぶって湿気た音だw
5.上記のセッティングから、MJを#150→#140に戻し(元のMJ)、
ジェットニードルをN80F4→N80F5 へ。
これは改善があった。多少デトネが出ない方向に。
しかし、それでもヤバイくらい出てるし、
何より低開度が我慢できるレベルではないw
仮に、これでようやくデトネが完全に止まったとしても、
このまま乗る気はない。
ということで、これはセッティングで何とかなるような現象じゃないと
割り切り、圧縮そのものを変更することに。
まあ、慣らしが終わったのに、尻とか全然観察してないし、デトネが
出なければ、観察しないつもりだったので、よい機会といやよい機会ってことでw

まず、真っ先に現れるのはこの二つだよね。
どれほど濃い状態で慣らしたのかがよく分かる。
俺は2年位前から、プラグの焼け具合はまったく参考しなくなった。
いや、プラグがすんごい黒かったり、白かったりすれば参考するつもり
だったけれど、普通にセッティングすれば、プラグが異常に黒くなることはないし、
逆に白くなることもなかったから。
しかし、慣らしだと話が違ってくるわけで、こんなこともあったりするw



ピストンはこんな感じ。尻はリサイクルだけど、ピストンは新品を入れてた。
ちょいとあたりがキツイところがあるようだけど、修正はあえてしないことに。



尻はこんな感じ。ま、慣らしにしてはちょいとひどいかな。
RUIMA@常識的なポートでは慣らしでこんなことにはあまりならないと思うw
でもま、俺はなれてるんだ。この程度じゃ修正しない。
おっとぉ。既に気づいてる方もいらっしゃるかもしれない。
このブログ、余計に重くて、パソコンが遅くなったりするよねw
実は、このブログにもっとも頻繁に出入りするのはおそらく俺で、
もっともイライラするのも俺のはずww
できれば大きい画像で、包み隠さず公開したいと思ったけれど(何も大した
データーはないけどw)パソコンが遅くなるようじゃ意味がないと判断、
こういう同じようなたくさんの写真は編集することにした。
もう、「目指せ何とかその3」の記事を書いて以来、このブログに接続すると、
パソコンが数秒固まる位だったので、思い切ってパソコンをグレードアップしたww
詳しくはモニターね。長らく30インチ(CCFL、LG S-IPS Q5、WQXGA、2560×1600 60Hz)を使っていたけれど、この際と思って、40インチ(LED、イノルックス MVA、 UHD 4K、3840×2160 60Hz)をポチってみた。

前が30インチで後ろが40インチだ。
って、これじゃ全然分からないだろうがw

30インチを40インチと同様、左に寄せてみると、これ位の差が出る。
モニターとして30インチも決して小さくはないと思うけど、40インチの
前じゃとても小さく見える。
本当は机から下ろして横に並べて撮れば、その差がはっきり分かると思うけど
面倒でやめたw

上からだとこんな感じ。言っておくが僕は決してオタクではない。
もう一度言う。僕は決してアニメオタクじゃないw
男の画面よりはかわいい女の子の画面の方が良いと判断しただけw
てか、この部屋、実は女を呼べない部屋だったりする(爆)
しかし、モニターをグレードアップしたのに、パソコンは全然早くなって
ない気がする…。俺のブログに接続すれば、前と同じくパソコンが固まっちゃう。
もしかして、モニターは関係ないってことかなー。
パソコン音痴だからわかんないやw
と、話は大きくそれたけどw

エキガスも変えてみた。ABROグレーから、ABROレッドだ。

適当にヘッドの外側に塗ってみた。
感想は、「レッドのオイニーがする」位かな。
パーマテックスの赤いやつと同じような酸っぱい匂いがする。
あとは時間が経たないと分からないかな。
写真はないけど、マフラーのフランジ側にも塗りなおした。


そして、漏れも止まった。
犯人はカワサキのインシュレーター(16065-1051)だった。
インシュを取り替えたら、ほぼ2週間近く漏らさなくなった。
前は3日も立てばあっちこっちが汚くなったから、ほぼ確実かと。
カワサキの16065-1051はPWK28用としては向いてないかもしれない。
てか、内径がちょっと大きいしねw
で、慣らしの結果も大体分かってきたし、圧縮を変更。
ベースは0.9~1mmのまま、ヘッドガスケットだけを0.35mmから0.6mmへ。
結果、デトネは完全に消えたようだ。
しっかし、わかんねぇな~
上でも書いたけど、サビチャーモと同じ尻(製造元)、同じくCM製の
ピストンだったし、排気ポートはむしろこちらの方がデカく、
タイミングの方もこちらの方が早いっていうのに、ガスケットをもっと入れる
ことになるなんて。
スキッシュークリアランスを測ってみても、同じような数値だったのに。
ベースを減らすのと、ヘッドを減らすのと、それほどの差が出て来るのかな。
いや、この構成だとそうとは思えな~いw
ま、どーでもいいけどねw
理は一つもかなってない、無茶苦茶なEGってことだろ。
よって、俺はエンジンが高圧縮を欲しがらないのであれば、それに併せるだけだw
さて、どーすっかな。この尻は弦長もいつもよりデカイし、不安も残る尻なので
もうちょっと慣らそうかなー。ちょっと悩んでみよう。
ってな感じでそれでは、また!

おっとぉ。そういや、月曜の朝6時。
また、外で寝てる方を発見w
お店の前で普通に寝てる。何の違和感もない。自然だ。
お店の関係者なら中で普通に寝れるわけで、
バイトさんなら、店の前だけでは絶対に寝ない(バレたら怒られるw)わけだと
思うので、ふつぅ~に考えたら日曜日の夜ついつい飲みすぎた部外者だろw
最近最低気温17~22度前後。まだまだ外寝日和ってことで
土曜日~月曜日の朝は簡単に発見できるようだ。
てか、月曜日の朝だからいい加減起きてお仕事に行かないとねw