BWS100 RUIMA56φボーリングシリンダー 慣らし結果

BWS100 デイトナ55→56φボーリング事件

 
上記のボーリング失敗シリンダーを何とかして
 
使えるようにしましょうというキャンペーンの続編です。
 
ネタばれになりますが、僕は相当怒っています(爆)
 
 
 
さて、いちいち過去の記事を読むのも辛いと思いますので簡単にまとめます。
 
ボーリング失敗(スカート部でピストンロック)
→ボーリング屋で修正(適当にロックしないようにホーニング)
→ポート加工、CM56 新品ピストン投入
→(走行距離)110km慣らし
(走行距離~50キロまでは6000rpmまでを主に使用、~80キロまでは6500rpm
、~110kmまではアクセル無制限。ただしあける時はゆっくり開け、
全開時間は1秒を超えないようにする、全開は一日2回限定(笑)といった感じ。
ノマフ、全開時8200RPM前後)
 
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ま、コイツですね。
一応組む直前「なんゃってピストンクリアランス(以下なんクリ)」の調査はしてみましたが、ギリギリOK!かギリギリアウトと言った感じでした。
 
と言っても、排気側にシックネスゲージを突っ込んでピストンがどこまで通るか
という自己満足程度の計測ですので、さほど当てにはなりませんし、
特にこの尻は真円度がめちゃくちゃになっている可能性が高いです。
 
ですが、なんクリで得た数字は「とりあえず使えかもしれない」と。
実際、慣らしではありますが、異音は思ったより出ないわ、以前のシリンダー
(55.5φ)よりトルク感はあるわで、「ひょっとしたら使えるかもしれないな」
という好感触でした。
 
しかし、実際ばらしてみたら、思ったよりひどい状態でした。
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あれ?慣らしでピストントップがこんなに綺麗なのはあまり見たことが
ない気がします。まあ、どうでもいいがw
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ヘッドは前回組むとき綺麗にしておいたかどうか思い出せませんでしたので
記録用として残しておきましょう。ウォーターティッシュで軽く拭きましたw
 
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これはひどいですね。
1)いくら台湾尻のスカート部の傷に慣れたとしても、慣らしベルでこの強烈な
黒はあまり見たことがない気がする。
 
2)上記の1)の内容は一歩譲って我慢するとしても、全範囲に掛けて出現
したアタリが気になる。これはクリアランスが広すぎる時に経験したのと
そっくり。
 
ということで、この尻は死刑です。
これ以上この「BWSでの始めてのボアアップ尻」にこだわっても仕方がない
でしょう。中途半端に使えそうで使えない尻はもういらないです。
文字通り捨てました。そろそろ部屋のスペースもやばくなってきたんで(苦笑)
 
そして!!!!!!!
改めて誓いました。もうこの国では絶対にボーリングはしません。
僕は怒っています(爆)
 
 
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リサイクル箱です。文化の違いがあるかもしれない。
上記の写真の箱をそのまま外にそっと出しておくと、あっという間に
なくなります。本来紙は紙。というのが暗黙のルールがあるかもしれませんが、
金属は人気なんで、先になくなったのはシリンダーだけ、だったかもしれないw
 
別に指定場所とかでもありませんよ。外(たとえば玄関の前とか)に出しておけば、普通に持って行きます。昼とかだとめちゃくちゃ早いですよ。
もうね。「あれ?まだ出してもないのに既に持って行かれてるし」
と勘違いするほどです。
 
そうそう、GIGA級のネットとかが良い例かもしれませんね。
ダウンロードボタンはまだクリックもしてないのに、既にダウンロードしてある。ってことがあったりするじゃないですか。それと一緒です。
 
あ、もちろん定期的なリサイクルもあります。
これは非定期的なリサイクルで、いつでもOKです。
主におじいちゃんやおばあちゃんが持っていきます。
  
ちょっと話がそれました。上記の尻は台湾尻ではありますが、
正確には韓国で仕上げた台湾尻です。
前にも言いましたが、台湾のホーニング技術はホントうまい方ですよw
 
オマケとして、今まで観察してきたRUIMA55φ尻の慣らし結果
でも紹介しましょう。
 
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上記の尻は全部RUIMA55φの新品シリンダーを、「クリアランス調整無しで」
100キロ前後慣らした結果です。
写真は全部出してもいいんですが、相当しつこいやつやな、
と思われそうなので排気側のスカートだけ出しましょう。
 
4つの写真は全部違う尻です。大体こんな感じでしたねー。
4番目の尻が一番アタリが強かったかな?
 
一応こんなものでも、セッティングさえ間違わなければ焼きつくことなく
3000キロ程度は普通に使えます。それ以上も普通に使えると思います。
私は一つの尻でそんなに乗ったことがないんで(苦笑)
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これも新品から100キロそこらへん慣らした結果です。4VP純正新品尻です。
一応ピストン、リング、ピストンピン、ニードルベアリングも純正新品を
入れてました。
 
4VPノーマル尻だとちょっとマシにはなるようですね。
と言っても、「純正」としてはどうかな、と私自身は思いました。
シリンダーにはA、ピストンにはBと書いてありましたが、
純正とは思えないほどのメカノイズが出てました。
慣らしレベルというか、初始動から一発で分かりました。
 
どノーマルで1万乗った尻でもこんな音はしないって。
アクセルから手を離すと、ワンテンポ遅れて短く出てくる、あの音です。
ま、問題ないっちゃ問題ないですが、新品ならRUIMAでも
そういったメカノイズは私の耳では全無、ってのが普通です。
 
ノーマルの新品は1回しか経験がないですし、
メーター読み10000以上、おそらく新車の時から取り付けてあった尻は
結構綺麗でしたので、私がハズレを引いちゃったのかも知れないです。
 
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これはRUIMA55φ新品シリンダーを、金を出してしっかりホーニングやら
スカート調整(なんの調整かは知りませんが)やらをしてもらって、
100キロそこらへんを慣らした結果です。
もちろん、この国でやったのではなく日本でやりました。
ノーマルより綺麗でしょ。
 
これは私の個人的な意見ですけど、台湾尻にハズレはあるかもしれませんが、
当たりなんてのはないと思いますよ。値段それなりのものが来ます。
が、普通に使えたりするので、私は好んで使ってます。
 
 
と、こういう綺麗な尻が恋しくなってつぶやいてみましたw
 
ところで、あの捨てた尻からのお下がりピストンはどうしましょう?
アタリが強いってことは、ピストンの消耗も早いってことで、
結構磨耗されてる可能性が高いw
正確に測れる技術があればいいんですが…。
 
もう、へたれ尻ばっかで、ピストンリングよりピストンの方が
早く逝っちゃうような気がします。
ちょいとクリアランスのキツイ尻を用意して、中古ピストンを
使い回せたらな~と妄想をしてみたり <うまくいくとは限らないがw
滑稽ですよね(*゚▽゚)ノ 
 
ではでは!