BWS100 3ポートシリンダー ポート加工

またポート加工・・・いや、彫刻の練習をしました。
ポート加工は使うためにするものですよね。
ですが、私の場合ポートはそこそこ掘ってるように見えますが、
ぜんぜん組みませんよね。
よってポート加工というより、彫刻の練習と言った方がよさそうです。
 
さて、今回の加工素材は3ポートシリンダーです。
個人的に3ポートの無加工尻を加工するのは久しぶりです。
加工するたんび「もう3ポートシリンダーは彫らない」と思うのは
なぜでしょうか?
 
目眩がするほど切削量が多いからなんだと思いますw
リューターが壊れて足止めされたのは事実上一日。
暇があればひたすら削ったつもりですが、それでも2週間近くかかった気がします。
それで、最近余計に静かちゃんになったわけですw
 
どうでもいい話ですが、3ポート尻といっても、
掃気の入り口の形状によって分類すれば
私が見てきたものだけで大まかに3種類あります。
イメージ 1
1番目の画像のものが一般的かと思います。日本で購入。
ま、個人的にはこっちの方が好きかな。今回の尻はこのタイプです。
 
2番目の画像のは私が加工したわけではありませんよ。
買ったときからああなってますたw
意外と最近、2015年4月。日本で購入。
 
3番目の画像のは2013年、台湾で購入。
 
ま、どーでもいいんですけどねw
 
さて、今回の加工における目標はたった一つでした。
リバイブVER2前提でサビチャーモを負かすシリンダーを作ってみること。
「某チューナーの尻を負かす尻」ではないので楽勝といえば楽勝です。
1年前の自分との戦いですから。
 
しかし、これが意外と難しかったりしますね。
だって、サビチャーモって尻は「狙った通りの良いもの」というより、
「適当に彫ったのに~。どこでミスったのか分かんないけど、俺ちゃんにしては
そこそこよいものが出来上がっちゃったのよw」的な物でしたからw
 
あ、目標といいますか一つの条件はあり、最近ずっとハイポート気味でしたので、
普段より低めのポートからスタートすることに。
結果が良くなければ、それからポートを上げる。
 
まあ、実はそこまでハイポートでないチャーモ尻も試したことはあるのですが、
そのときのマフラーはHEY6。あまり良い傾向ではありませんでした。
VER2なら少々違うかもしれない。よって、騙されたつもりでやってみようと。
 
…って、これを組んで試す気は毛頭ないんですけどねw
イメージ 2
作業開始!
ちなみに上に書かれている数字は作業時間です。
7.5ですと、大体7.5時間は掘ったってことです。
一番目の画像が3時間、2番目が5時間、3番目が6時間、4番目が7.5時間。
さまになってくるのは7.5時間あたりからではないでしょうか。
<訂正:4番目の画像は8時間ですね。よく見たら
それとなく二番目の数字が修正されてましたw>
 
3mmのリューター一本でやってますけど、めちゃくちゃ時間がかかります。
正直、今の俺ちゃんなら7~8時間あれば十分と思いましたが、とんだ勘違いでした。
排気ポートだけで、仕上げまで勘定に入れますと、軽く10時間越えてます。
どうもすみませんでした!!!!!!!!!!!
って、誰にあやまっとんねんw
 
いや~今年も結構ポート加工してきたつもりですが、刃はまったく替えてません
ね。たぶんそれが…いや、言い訳はよそう……
って普通に言い訳してますよねw
 
おっと、1番目の画像に注目。補助ポートは最初から結構な高さに位置しています。
なので、「ポートタイミングにはなるべく手を出さずに1ポート化したい」
という場合上側は必然的に一直線かそれに近いものになると思います。

今後27mm→26mmあるいは26.5mm程度に上げる可能性は高いとみていますが、
1mmの落差なんぞ、私にはうまく付けれる自身がないので修正するとしても
ほぼ一直線になるでしょう。
イメージ 3
さて、いきなり完成です。
排気ポートの上に長い一本線が見えますよね?
あれは手が滑った、なんてことではありません。
何ちゃってクリアランス調査のため、シグナスゲージを突っ込みピストンを
通してみた際にできた傷です。つめなんぞ余裕で引っかかります(爆)
馬鹿力でやってるつもりはないんですが、絶対やり方間違ってると思いますww
 
 
イメージ 4
こんな感じになってます。
1番目の画像。奥側に段差があります(上も下も)
上側の場合、今後ハイポートに修正する可能性が高いとみて、
一気にハイポート出来るようにしておきました。
といいますか、成り行きでああなりました。
 
下の方は今まで段差をわざと残す、という手法はあまりやったことがないので
やってみました。
 
イメージ 5
なんか同じ写真が二度登場するような気がしなくもないですが
まあ良しとしましょう。
イメージ 6
穴の具合ですwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
チャーモ尻でここまで穴を開けたのは初めてです(汗)
 
リバイブVER2マフラー。中でもバンド式になってるのはフランジをどこに
取り付けても良いって感じで自由度は高いと思うんですよ(違ってたらごめんちゃい)
 
で、今回は3ポート尻ですし、アホみたいなでっかいポートじゃない限り穴は
開かないと読んでフランジを上に取り付ける前提で彫ったんですね。
それが一番の原因かと思います。通路側の切削量そのものはスタッド側以外は
穴の開いていないサビチャーモとたぶん同等です。
 
イメージ 7
掃気の入り口の具合とスカートの様子です。
私はグラインダーを持っていないので、スカートを切る作業はいつも友人に
頼みましたが、今回は私が直接切りました。3mmのリューターにグラインダーの
ディスクを噛ませてねw
 
時間はかかりましたが、なんとかなりました。仕上げの段階で、手が滑っちゃって
ベースガスケット所に傷をつけちゃいました。
 
ちょっとショートすぎるかな?まあいいやw
 
イメージ 8
逆の方向から撮った画像です。
ゼットポート側にはガムでもなんでもくっ付けて角度を変える予定ですので
ヤスリで下地を作りました。
 
イメージ 9
掃気側は「撫でてみようかな」とアングルでない普通のリューターで
やろうとしましたが、やめました。私のやり方じゃやらないほうが綺麗ですw
画像でもわかると思いますが、2箇所は軽く撫でてる途中でやめました。
根性なしです。
 
掃気側は指を突っ込んでピストンさせたところ面取りが不十分って感じでしたので
先っぽが曲がってるヤスリで軽く整理しました。ま、形状はやる前から歪だったと
思います。あまり気にしません。
とゆうかうまく修正できませんので気にしないことにしています。
 
それと、ジェットポート側も軽く削りました。まあ、意味があるかどうかは私には
わかりませんが、サビチャーモでもやりましたので。かえって悪くなるかも
しれませんので、分からない方は真似しない方が良いでしょう。
ここ、ノーマルと比べてみるとずいぶん形が違います。
それに近づけようというのが狙いですが、うまく行きませんでした。
イメージ 10
神田管のフランジを当ててみました。ぎりぎり合格です。
リバイブVER2に神田フランジを流用します。
 
おっとぉ、まるで使う気があるような言い方ですね。
こんな穴だらけの尻、実際には使いません。あくまでも観賞用です。
 
イメージ 11
 
自転車を押してないお巡りさんはあまりカッコよくないですよね。
3ポート尻だってパイプがないとどうもカッコつかんのですよ。
それで、パイプを入れました。
 
恒例のポート拓も撮ってみました。
 
…改めてみると、ポートの高さが1mm低いだけでずいぶん小さいポートに
見えますね。下側の削りが手抜き気味だから余計にそう見えるのかな?(笑)

いやー。でも有名チューナーのポートの写真をオクとかでチラッと盗み見してみると、こんなしょぼい1ポート化尻なんか見たことがないような気がします。
やっぱ、「ハイポート=人生」なのでは?
24mmまでがんがん上げちゃう?w
 
私がポート加工の名人で、超有名なチューナーなら申し分のない画像量だと
思いますが、微妙に遅い系で申し訳ないですっ!
 
ではでは!