BWS100 ウィンドブレーカーを着ると最高速は落ちる?
調子の良かったシリンダーをさらにポート加工し、何とかリバイブVER2を
復活させ、地面が凍てつく前に最後の最後の足掻きをしています。
って、本日雪が降りましたけどね。
しかし、思いの他うまくいかず。
同じ駆動構成でWRはなんと1個当たり1.5~1.75g、トータルで~10.5gも
落ち、同じエアクリでMJも#8~#10も下がりました。
加工はしたものの、同じ尻でここまで変化があると、あまりよろしくない
合図だと認識はしていますが、それでも結果さえ良ければOKってことで
セッティングを進めてました。
しかし、「やっぱり、あんま良い印象がない」ってのが現状です。

まだいくつか改善箇所がありますが(圧縮、掃気とピストン下死点あわせ、漏れの原因究明)あまりにも良くない出来で弄った本人もびっくりしています。
調子にのってポート加工しちゃったのに、逆にバイクは遅くなっちゃった…。
ちょっと恥ずかしくて本当は隠したいところです。
当方、現実ではどーってことない男なので、せめてネットでは虚勢を張りたかったん
ですっ!w
と、バイクの調子がイイ時だけブログの更新をする、
なんてのは私のポリシーに反するので、正直に書きましょう。
ポート加工後、加速から最高速まで全域遅くなりました。
今年の夏、圧縮を少々攻めてからは携帯マウントを取り付けたままですと
(マウントが邪魔で幾分体重をうまく乗せられない)、全力でフロントを抑えても、フロントが上がっちゃってどうしても出足で全開は出来ませんでしたが、
今は体重さえ乗せれば(それでも全力で乗せることに変わりはありませんが)
コントロールできます。あ、当方のBWSはノーマル10インチ仕様よりは
若干体重を乗せにくいです。
まあ、正直に言いますと、リバイブVER2は下が滅茶苦茶強い印象で、
この程度がちょうど良かったり。問題は後半の加速ですね。
最高速の方は進角ゼロ付近ですと、デイトナベルト駆動で130~134くらいは
出て、さらに直では138が出たこともあったと思うのですが、
今ではエアクリ付で124キロがやっと、といった感じです。
…G03+ハイグレでも今年の夏、一発セッティングで130は出ましたので、
いくら何でも、これはおかしいと。まさかウィンドブレーカー「にも」邪魔
されてるのか?と思うようになりました。
しかし、ネットで「ウィンドブレーカー 最高速」で検索してみても、それらしい
記事はなく。知人に聞いてみても、はっきりとした答えは返って来ませんでした。
んじゃ、俺ちゃんが実験したるわとやってみたんですが、
よりによって、ウィンドブレーカーの時はデトネが出てなかったのに、
同じセッティングでウィンドブレーカーを脱いだらデトネが出た、という
やる気を無くす結果となりました。
頭にきたので、「よほど変なことが起こらない限りデトネだけは出ない仕様」に変更。
具体的にはノーマル点火タイミングよりも遅角させ、MJもそこそこ濃い目に。
セッティングはまったく弄らず、洋服だけの違いの実験です。もちろん
なるべく誤差が出ないように、同じ日に時間差15分くらいを置いて走らせました。
要はウィンドブレーカー仕様でのアタックと、それを脱いでからの
アタック(ユニクロのフリース)です。
少なくても私のBWSはエンジンが冷えているときに加速は良い傾向です。
どっちかというと、バタ付くウィンドブレーカーが不利、
という予想は出来ましたので1本目はウィンドブレーカー仕様。
2本目はそれを脱いで、フリース仕様。
具体的な服装は下の写真の通りです。

…まぁ、実際にはフルフェイスはかぶりませんでしたが、
目線の見えないシールドが付いてるのはこれしかないんで。
コースはいつもの結構な上り→結構な下り→若干下りの短いトンネル→
普通の道路という複合ステージです。
…遅角、濃い目、WRもさらに重く出た、ってのはありますが、ここまでとはw
当時、本人もパニックでしたので、何キロか見ることが出来ず。
動画では114強@9070に見えますね。
このような数字は何もすごいスキルのある変体さんじゃなくても、
ノマフ+ノーマルキャブで普通に出ますからw
続いて、フリース仕様。
本当はWRでもチョイ軽めにしたかったんですが、そうすると、
また2本走らなければならない、意外と風が強くて弄るのはちょっとつらいw
ってことで、同じセッティングで走らせました。
上記のアタックではほぼエンジンが冷えてからのアタックでしたので、
10分だけ休ませました(気温はマイナス1度前後)
そして、ウィンドブレーカーを脱ぎました。その下は
これも動画での判断ですと118@9080といったところでしょうか。
せいぜい3キロ程度の差でした。
5キロ位の差は出てほしかったぁ~~(爆)
エンジンのパワーや乗り方、体重、風の具合などによってまた違うかも知れませんが
とりあえず、ウィンドブレーカーのようなバタつく服は最高速が出ない傾向である
と判断してよさそうっす。
たった2本のアタックですし、バイクの調子が普通じゃないってのはありますが、
ここまでの差ですと間違いないですね。理屈的にも十分理解できますし。
本当はもうちょっとバイクの調子がマシなときに撮りたかったのですが、
もう気温的に私のウィンドブレーカーではバイクに乗れない季節が近くなりましたんで(笑)
ではでは!