ベルトを使い切りましょう。そしてMAP2とMAP4も比べてみましょう

キタコトルクカムを私がちょっと調べた結果、
「こいつはプロフィール上オフセットさえ適切に入れれば、ベルトさえ引っ張れば
16mm後半のベルトを使い切ることが出来る!下手したら16.9mmもいけるかも!」
というプロフィールでした。
 
しかし、現実ではKN DFGPベルト(16.2mm 764mm。今回めっちゃ短いのが来たw)では簡単にバコマを付けることが出来ましたが、デイトナベルトは16.6mmまで減ったのにもかかわらず一向にバコマが現れませんでした。
 
そこで、信用できる方にちょっと相談してみました。すると、その方は
「バコマをつけること自体は簡単でござる。印が付くまで引っ張るだけでござるよ」と。
 
いや、僕なりに結構引っ張ってるつもりですけど・・・
と心の中で思ったりしましたが、
次の文章には
「・・・中略・・・ベルトが4㎜長くなるとフェイスを0.8㎜面研してもまだ引き
が足りないということでござる」とも。
 
ま、、まじか。にわかに信じがたい話だがこの方の言葉は俺の中ではかなり重い。
相談した当時、デイトナベルトが16.6mm・769mmで、
DFGPベルトとの長さの差は5mm。あの分かりやすい文章を参考してみると、
長さ5mmの差は僕が思っていたより遥かにでかい差ってこと。
 
ということで、ずっとアホみたいに引くフェイスで検証したかったのですが、
変な企画に拘って駆動は弄らなくなり、今ようやく仕様が落ち着き始めたので、
さっさと検証に取り掛かろうと思います。
 
では、今回はまずバコマを付けることを
第一課題としてセッティングをしていきましょう。
 
久しぶりにどうでも良い仕様も書いておきましょうか。
私も「過去どうだったっけ」とたまに参考することもありますし。
 
サビチャーモジェットポート改(3ポート1ポート化) 
弦長は3ポートを最小限でつないだって感じで、
排気総角は約192度前後のはず。それなりにハイポートですが、RS125には及ばず。
ヘッドはいつものガレージミサイル2.4mm掘り込みで、
べーす0.8mm ヘッド0.35mm
 
吸気周りはKOSOパチモン1枚リードに
KOSO32直 #38 N80H2.5 #158 固定
 
駆動は今回変更点があったので、固定されたパーツだけ書いておくと 
デイトナベルト キタコトルクカム立ち溝(無加工)+ 0.7mmオフセット
4VPセンスプ 、5HKノーマルクラッチ KOSOアウター 5FA2点火@POSH CDI
 
マフラーはもちろん愛しのリバイブVER2
 
さて、まずは1本目はアホみたいに引きそうな亀90フェイスを使います。
とりあえずバコマは確実に付くか、私のトルクカムは正常であるか確かめてみましょう。
 
戦場に向かう途中、程よいところで亀90フェイスに交換しエアクリを取っ払います。そして、コースの反対側を走ってみると、80キロ時の回転数は9500を超えてました。オーバーシュートするときには一瞬ですが9840とかの数字も見えました。
 
これ、おそらくエアクリでのセッティングの時WRにグリスアップしたのが一番の原因かと思います。WRの重さ自体は従来通りの6.25gです。フェイス交換も多少影響したかもしれませんが・・・。
亀11度フェイスってWRが軽く出たっけ?どっちかというと重く出たと思うが?
ま、どっちでもいいがw
 
サビチャーモジェットポート改は私の持ってる尻の中では結構なハイポートの部類でポートもそれなりに大きい上に、キャブもその構成に見合ったサイズっぽく
VER2のポテンシャルだってまだまだこんなものじゃないはずです。
 
よって、9500前後で変速させてもパワー自体は普通に出ると思いますが、
問題は変速終了寸前からですね。間違いなく回転数は落ちると思います。
下手すると終速時には8000後半かもしれないw
いや、別に問題ないんですがね。問題ないと思いますので、WR調整はしないでこのまま行きましょう。
 
にしても、別にどうでもいいことかもしれませんが、VER2での9200RPMの音と9500RPMの音は天と地ですわ。これは紛れもなく爆音っす。
 
*1本目
駆動は奥からオフセット4.6mm 横綱90無加工 6.25g(グリスアップ) 横綱付属ボス+1mmワッシャー 亀90用11度フェイス
MAP2
 
直接乗っていたとき141と判定するか142と判定するか迷いましたが、
動画を見るとどっちかというと141みたいです。ちぇ~w
141.5と表記してもいいですが、ここでいきなり神経質になるのもアホみたいなので僕が譲歩しましょう。
イメージ 3
141@9300 GPS127.8
 
イメージ 1
イメージ 2
にしても。
なんも苦労することなく、あっけなくタッチあり、バコマありと来てるやないか…。
さすが、あの方のアドバイスは的確でござった!
バコマを付けるのってめっちゃ簡単やん(^^;)
単純に「今でも十分引いてるよ~」という思い込みでバコマが付かなかった
だけで、トルクカムに問題はなかったみたいです。
という事で… 
「僕はベルトを使い切り、デイトナベルトマスターになった!」
 
そして!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
デイトナベルトは見事に童貞を卒業した!」
 
 
さてさて、アホみたいなコントはこのくらいにしましょう。
1本目ですが、最高速は相当良い方ですが、スピードが上がれば上がるほど、
回転数は逆に下がる一方ですから亀11度フェイスの過酷さをしらない、
事情の分からない方にこの動画を見せると
 
「あなた、メチャクチャな駆動してますよね。てか、ぶっちゃけあなたのBWS自体がポンコツっすよね」
 
って言われそうですw
いや、まぁ、確かにポンコツであってるけどさ!ポンコツだけにそんなこと言われると普通に凹むw
 
では、2本目は亀よりはちょいとローで、中華0.7mmカットフェイスよりは
ハイな駆動を作ってみましょう。
 
一番やりたいのは、ハイグレ56さらに改で調子の良かったMAX9400~9500の間か、変速回転数(僕のバイクは一定じゃないですがw)とおんなじになるように、たとえば、終始9600しか回さない駆動です。
 
0.7カット中華フェイスをさらに0.2~0.3mm程度面研すれば概ねそれっぽい数字が
出そうですが、まだ用意していません。それで、手持ちのパーツの中それっぽいのを探してみましたが、横綱12.5度軽量加工プーリー(ガレージミサイル製)に無加工中華フェイスか、中華0.4mmカットフェイスがイケそうな気がしました。
どっちにしようかな~と迷いましたが、選ばれたのは0.4mmカットフェイス。
イメージ 6
 
*2本目
オフセット4mm ガレージミサイル12.5度横綱軽量加工プーリー 横綱ボス 0.6mmボスワッシャー 中華0.4mmカットフェイス。
MAP2
 
イメージ 4
140@9450 GPSはまたしても127.8(僕のBWSをかけても良いですがリセットは確実にしました。同じ数字ばっか出しやがってー!)
 
う~ん。
とりあえず、運よく予想MAX回転数の範囲でゴールすることは一発で出来ましたが、なんだか普通ですね~。
 
それでも、
イメージ 7
イメージ 8
(正確にはこれ3本目が終わった後ですw)
 
デイトナベルトは経験豊富なテクニションになった!」
 
いやぁ、なんだか楽しくなってきました。
どれだけ楽しいかというと
イメージ 5
これくらい(苦笑)
 
帰りたくないぃ~もう一本走りたいぃ~w(爆)
ということで、今回は3本目行きましょう!
 
3本目はPOSH CDIのMAPを変えてみます。
今までは定番のMAP2固定だったんですが、今回はMAP4も試してみましょう。
MJを1ランク落とそうかな~とも思いましたがやめました。
それじゃMAP2に対して失礼な気がします。
ここでは「同じセッティングで誰が勝つ!?」というテーマでやります。
 
*3本目
2本目からCDIのMAPを2から4に変えただけ。
MAP4
イメージ 10
 
ちょっとした事情があり、いつもより早く全開してますし、
アクセルはゆっくり開けてます。
ま、普通に考えれば3本目の方がいつもより全開滑走路は若干長くなるので
余力さえ残っていれば有利かと思います。
 
で、結果ですが変速終了寸前の負荷に勝つことが出来ず、後半で回転が下がりまくり
 
イメージ 9
137@9170 GPS126.00
 
鮮やかな3連続メーター読み140オーバーは失敗で終わりました。
…フロントホイールは10インチにしとくんだったw
 
さて、2本目との差は3キロ程度ですが、内容的にも結構大きな差を付けられました。区間タイムでもそれなりに負けてますし、最高速に近いところでの加速はもっともっとだめになったはずです。最高速のみならず加速でも負けているということです。
といいますか、最後の最後はゆるいくだりですが、スピードは逆に落ちてますw
 
…疑ったりしてすみませんでした!当分MAP2に固定しますw
 
つ~かさぁ、126.00の次は126.1で、その次は127.8。そして、その次が128.7とかになってんじゃねぇ~の~?100分の1の精度にしてはさ~、いつもおんなじ数字ばっかり出てくる気がするよwwwwwwwwwwwwww
失礼(笑)
 
サビチャーモジェットポート改もここまでか~
前回は小雨でまともな加速をしていなかったようで、今回の動画の区間タイムを
分析すると、ハイグレさらに改と概ね同等っぽいです。
 
正直、亀11度か2本目あたりでいきなり143~144ど~ん!ってのもちょっぴり期待しましたし(タッチ+バコマ同時仕様)、MAP4だってひょっとしたら!
と思いましたが、全然ダメでしたね。KOSO32固定にしてからの直キャブでの
セッティング回数は全部で6本。
ちょいと少ないですが、運も付いててやりたいことは大分やりました。
 
駆動をローにして、MAX1万以上回したらどうだ?ってのが残っているっちゃ残ってますし、それ以外も沢山試せることはあるっちゃあるのですが、私の実力で、駆動だけでここからは簡単には行けない気がします。
 
むしろ、むやみに駆動を変えるより、もうちょっと引く適当な中華フェイスを作って、そっからオフセット調整のみで、フェイスの適切な位置(変速終了でのベルトの位置合わせ)を探った方が効率的かな?なんてことも思ったり。
 
まあとにかく、現状、私の知識で駆動以外で簡単にパワーを上げる方法としては
 
1.圧縮を上げる
→最高速にまで反映されるかどうかは私には分かりませんが、
確かに、サビチャーモジェットポート改はハイグレさらに改よりもポートが
でかいです。しかし、どちらもヘッドは同じものを使ってますし、
どちらもスキッシュクリアランスは1mm前後まで攻めといたので、
これ以上は私の度胸では攻められません。
 
これはあんま走らなかったRUIMA56でも同じような状況でして
圧縮はRUIMA56>ハイグレさらに改>サビチャーモジェットポート改
になってるはずです。
ということで今はチャーモヘッドでも使わない限り、ヘッドを新調しない限り圧縮は上げられません。
 
2.軽量ファンを使う
→これも私はまったく経験がなくて最高速にまで反映されるかどうか分かりません。
が、今までずっと5FAノーマルファンだった分、
なんか期待できそうじゃないすかw
しかし、季節が季節ですから今はやめときます。
 
3.MJダウン
確かに、直キャブ選手権での感覚で言うと#172で変速回転数が7000後半に
なるほど濃かったので、必殺として2ランクくらいは絞れる可能性もあると
思われます。ですが、なんだか#158でも普通に良い感じなので、
今はピストンを確実に温存させる方向にしましょう。
 
これくらいでしょうかね。ローリスクハイリターンな、
アニオタでも確実にパワーを上げられる!という方法があればやりたいんですがねw
 
いやぁ、直キャブ選手権の初めの頃は出来の悪いRUIMA56のせいで正直「つまんないな」って思ったこともあったけど
サビチャーモジェットポート改@KOSO32に来てからはめっちゃたのしかった~!
 
当分は普通に通勤し、エアクリでも使いこなせるようにしますかね~
 
イメージ 11
これ見るたびに悲しい~