OKO30 神田スポルト デイトナベルト

続きです。

前回ではキャブレターをKOSO32からOKO30へグレードダウンし
大まかにKOSO32同等になれましたね。

今回は駆動も本格的に対冬仕様化します。
もちろん、冬にぴったりな仕様!というわけではなく、
冬には通勤で普通に走ってくれればそれで良いって事で、
どうでも良いパーツを適当に組んでおくのです。
要は大事にしているパーツはなるべく使わず、温存させるってのが
一番の目的なんですね。
もっとはっきり言いますと冬はケチるということでございます。

で、前回の最後の走りではデイトナベルトを使いました。
これだけはどうでも良いパーツではなく例外です。
冬の間ちょっと育てておくってのが目的ですね。

さて、それではデイトナベルトの実力を見てみましょう。

大まかな仕様は下記の通りです。

OKO30(カッターウェイとフロートはケイヒンPWK28 M2のモノを流用)
3KJ似エアクリ 5本挿し #38 N68F2.5固定
ぼろ横綱90(面取りランププレート、デイトナスライドピース笑) 
KN90、キタコタイプX90、中華4VPコピーフェイス無加工
横綱ボス + 1.6mmボスワッシャー(どんなフェイスを使おうがあえて固定)
デイトナベルト(17.2 768) 5.25g
カメ8トルクカム+0.7mmオフセット
4VPノーマルセンスプ~クラッチ~アウター
KOSOスーパーなんちゃらファン
32専用マニ駄作 一枚リード OKO30ですが何か?
5FA-11 ノーマルCDI ベース8mm移動

おっと、その前にもう少しおさらいしましょう。
前回、SJを#38に固定し、デイトナベルトを入れる前
DFGPベルトでの最後の2本では

#140 4.833gで 118.9@9720 
#138 4.916gで 118.4@9430

という不思議な結果がでましたね。
・WRを若干重くする
→WRが軽すぎて変速しきれない場合はハイに出る可能性がある
<訂正:ローねwww>

・MJを絞る
→許容範囲でのMJ絞りは一般的には回る方向に行く。
つまりもっとハイギアが使えるようになる可能性がある。

上記の不思議な結果はたぶん駆動変更が主な理由だったろうなとは思ったものの、
MJを絞ると逆に最高速が下がる、という結果も最近は頻繁に出てますので、
MJは一旦#140に戻します。

そして、前回のデイトナベルトを入れた仕様では
KN90フェイス、5.5g、#138といった仕様で
117.7(125)@9260という結果が出ました。
もちろん小ぶりな雨、WR重すぎといった悪条件でしたので、
次こそが本番になります。

1本目
デイトナベルト KN90フェイスのまま
#138→#140
5.5g→5.25g
要は前回のデイトナベルト仕様からMJを1ランク上げ、
WRを0.25gx6下げただけです。
120.0(126)@9840

さすが愛しのデイトナベルトです。
修正目標を一発で達成し、神田スポルト@KOSO32 DFGPベルト仕様は確実に、
一発で超えやがってくれました。

今年の夏までのVER2@デカタイヤー仕様でKN90フェイスは
17mm前後、769mm前後のベルトを持つ駆動では
ロー過ぎでしたね。大名で走るとなるとたぶん完全にアウト。
やったことはないんですが、11000も回ってろくな最高速は出ない可能性だって
あると思いますww

ってなわけで、今はデカタイヤー仕様よりハイギアになったわけですから、
KN90でもイケる!これでも若干ハイ気味に出る可能性もあり!
と予想してましたが、ちょっと奇遇だったようです。
神田スポルトでは伏せて良い結果の出るMAX回転数が1万ちょっとでしたから、
どっちかというとKN90は今のギアでも若干ローか、
いい線まで来ているみたいですね。さすが僕です。

しかし
イメージ 4
イメージ 1
あのぉ…
フェイスタッチしてないんですけどぉ…。

ま-いっか!

何がどうなってるのかまたパニック状態ですが
とりあえず考えるより行動で対応しちゃいます。
どっちかというと若干回りすぎって感じでしたから、もうちょっと引く
キタコ90タイプXフェイスを使っちゃいます。

2本目
KN90フェイス→キタコ90タイプXフェイス
120.9(128)@9930

いや、最近にしては相当良い数字というか連日ベスト更新中って感じですが
またしても不思議な現象が起こっちゃいました。
今回はMJも#140に固定したわけで、1本目とはフェイス違いです。

もっと引くフェイスを使ったのにさらに回ったのです。
最高速まで0.9キロ増加しましたので、まぁ変速比としては同じような
感じですかね?
こりゃ…またフェイスタッチなんかしてないでしょうね。
観察する必要性すら感じません。

では、MJを絞って走ってみます。
そして、今回のセッティングもおしまいにします。
何がどうなってるのかさっぱりだからです。

3本目
#140→#138
121.5(126)@9930

あのぉ…。
何がどうなってるのかはさっぱり分かんないんですけど(爆)
しかし、良い方向に行っているのか最近にしては良い数字が続々と出ています。
神田スポルトでの殿様個人レコードを3連続で更新中なのです。

3本目を最後にしようと思ってましたが、なんだか楽しくなってきました。
何がどうなってるのかはわからないが、引くフェイスを使えば最高速が
上昇するパターンっぽいですから、4本目ではもう少し引くフェイスを使います。

中華4VPコピーフェイス無加工です。
イメージ 2
フェイスを交換したってことは、キタコフェイスを観察できるチャンスがあったってこと。

2本目の後は観察をサボりましたが、3本目を走った直後マーキングが消えてない
ことが発見されましたので、2~3本目はどちらもフェイスタッチしなかった
ということになります。

4本目
キタコ90Xフェイス→中華4VPコピーフェイス無加工
120.2(125)@9720
(´・ω・`)

キタコ90フェイスで、タッチ無し状態が精一杯だったようですね。
フェイスタッチの観察はしていません。
まだBWSに入ってますwww

では、4本目はどうでも良くなりましたので3本目までの結果がまとめてみます。

1本目 #140 5.25 KN90フェイス   120.0(126)@9840
2本目 #140 5.25 キタコ90フェイス  120.9(128)@9930
3本目 #138 5.25 キタコ90フェイス  121.5(126)@9930
どちらもフェイスタッチ無し。

なるほど。2~3本目はどちらもフェイスタッチはしていなかったが、
MJ絞りにより、3本目の方が同じような回転数で最高速が上がったんだから、
ベルトの最終位置は3本目の方が若干ハイになってる可能性が非常に高い。
つまりは、プーリーがもうちょっとフェイス側に移動したってこと。

さぁ、皆さんご一緒に…憶測のお時間です。

なんすか?これ。
私のBWS、横綱90仕様ではどんなベルトを使ってもとりあえず
フェイスタッチはしちゃうってパターンが多かったんですね。
しかし、今はちょっと変です。

私が観察してきた限りでのお話ですが、
DFGPベルトでは毎回毎回フェイスタッチはしていたものの、
ちょっとしたWR調整で変速比が簡単に変わってしまってました。
デイトナベルトを使ってる今はフェイスタッチすらままならない状況です。
どちらもVER2ではあまり経験したことがないです。

そもそも、変な言い方ですがBWS、横綱90前提でフェイスタッチをしない条件とはなんでしょう?

・ベルトが太すぎて(プリ、フェイスの角度やプロフィールが攻撃的過ぎて)
フェイスタッチしなくてもベルトはもうこれ以上あがれない。
たとえ、ドリブン側では(ベルトの長さ、幅)まだ余裕があるとしても。
→BWS限定ですと、プリ、フェイスの過激な加工や、他車種のベルトでも流用
しない限りあまり起こらないと思います?

・ベルトが短すぎてセカンダリーで先に終わってしまう。ベルトが伸びない限り
ドライブではこれ以上引っ張れない。
→今は亀8トルクカム(16.2が上限?)なのでそういう傾向になりやすいかも?

・ボス長すぎ。プーリーの最大ストローク量を超える長さで設定した場合。
横綱付属ボス+1.6mmワッシャーに0.6~0.7程度の溝を持つキタコ90フェイス。プーリーのストローク量としては十分余裕があると思いますが?

ストロークの余裕はあるが、パワー不足、WR軽すぎなどが原因で変速終了
してないのに、そこでぴたりと終わってしまい、回転上昇が始まる
→厳密にはちょっと違うかもしれませんが、私の知識が貧弱なので、
私のイメージとして、こんな感じでしか表現できませんでした 汗

ざっと、こんな感じでしょうか?もっと真剣に考えればもっともっと挙げられると
思いますがとりあえず思いつくのはこれくらいですかね。
僕、一番大事なの忘れてたりします?(笑)

では、上記のことを踏まえて事例で考えてみます。
DFGPベルトではフェイスタッチはしていたものの、WR調整でMAX RPM
変動が激しかった。
→WRの重さによってベルトの位置が変わってしまう、変速比が変わってしまう
と考えるのが自然ですかね。

あ、そうだ。4.5gだけはPOSHのWRを使ってますが(4.5g~4.999g仕様はPOSHが関与、それ以外はデイトナDWR)、
そいつって外径が0.2mm大きいんですよねぇーw
でも、たぶん関係ないです。タッチさえしちまえば何の関係もないはずで(実はしてないと思いますがww)そもそも DFGPベルトでは
#140 4.833gで 118.9@9720 
#138 4.916gで 118.4@9430
どちらもPOSHのWRが入ってましたのでw

となると、やっぱりDFGPベルト仕様ではマーキングは何らかの理由で消えたが
フェイスタッチはしていなかったケースもあったと考えるのが妥当かと思います。

では、WR変更でプーリーのストローク量というか移動量が減っちゃった理由とはなんなのか?
これが肝になりますね。答えはわかりません。パワー不足しか思いつきません。

一方、デイトナベルトではフェイスタッチすらしていない怪奇現象が立て続けに
起きました。
これはある意味チャンスです。実はタッチしてないのに、マーキングだけは消えちゃうパターンよりはわかり易いかと。

今は16.2mm程度の幅を持つベルトしか落とし込めない亀8トルクカムを使ってますので案外ベルト短すぎ(太すぎ)って可能性も排除できないと思いますが…
確か去年、同じような長さ、17mm程度のデイトナベルトは普通に
フェイスタッチしていたような…。

一番簡単な検証方法として、VER2を取り付ければOKですがね。
もし、VER2では普通にフェイスタッチして、WR調整によりMAX RPM
あまり変化しないようであればやっぱ原因はパワー不足ですかね。

その場合はKN90よりも甘いフェイスを使えばフェイスタッチしますかね。
ボスワッシャーを減らすってのも有効?そもそもパワー不足でプーリーを
押せない状況ってのに、ボスを短くしたって結果はあんま変わらない
と思いますが実際のとこはどうでしょう?

…来年の春に気が向けばVER2を取り付けて検証してみます。

と、今回も憶測は中途半端なままこれでおしまいとします。

おっと、そういえば、対冬仕様の目標は121.5でしたね。
3本目で余裕で達成できました。さすがです。

本当はトルクカムもデチューンし(どうでもよい3FCパチモン、中でも若干段減りの
ある売り物にすらならないものw)
プリもKOSO90パチモンに見える400円前後のものを入れる予定でしたが、
せっかく目標は達成しましたので逃げますwww
これで対冬仕様もおしまいです。

あいや、神田スポルトが思ったより走らないもんですから、あまりやる
気が出ないんですよねー。トルクカムとプーリーは「同時に」変更する予定では
ありますが、アタックまでしに行くかどうかは未定です。
もしやるとなったら悪い結果であれ、良い結果であれ一応公開はします~

イメージ 3
ところで、私の神田スポルト。中古だから仕方がないとはいえ、
フランジがゆるゆる過ぎるなぁという感じはありましたが、
やっぱりというかここで激しく漏れてました…。
なんか低回転の音も汚い感じです…。
今度液ガスケットをもっともっと塗ってみます。

<追記>
そういえば、DFGPベルトではMAX9900近く回す駆動は試したことがなかったん
ですね。せいぜい9700ちょっとまでしか。
ということは、デイトナベルトが優れている、あるいは私のBWSに良く合う
というより、今の変速比の方が都合が良いだけなのかもしれません。

どうやら今の仕様、あんま回らないくせに
「もっと回してくれよ~」といった方向みたいです。