スカートの曲がったシリンダーをボーリング CM56→CM57

スカートの曲がったシリンダーをボーリングしました。
私の言う不良チャーモってやつです。

ボーリングの詳細は56→57mmで、クリアランスは0.08指定です。
こちらではチューニング車両でのボーリングは不可能に近いので
日本でやって頂きました。ありがとうございます。



いやまぁ、あんな状態でも普通に走るっちゃ走りますが、
問題は振動なんですね。
確かこの尻、振動が半端なかった記憶があります。

実は、このようなシリンダーを結構持ってまして…
ボーリングで何とかなるモノなのかな?と気になりまして。

いや、そもそも何でスカートの曲がったシリンダーを持ってるの?
といいますと、どうも3ポートシリンダーのスカート部を
ドレメルで「私が」加工すると、曲がるっぽいんです。

友人に頼んでグラインダーで1分でちゃっちゃと切っちゃうと問題ないんですがね。
ドレメルにグラインダーのディスクを噛まして30分前後もかけて
私が切っちゃうと、もともとは曲がってないものでも作業後確認してみると
曲がっていたり。

さて、それではボーリング結果です。
イメージ 1
「面取りはしなくて良いから」指定です。

イメージ 2
私が面取りしました。
…してもらった方が良かったかもです。
イメージ 14
私が個人指標として活用しているやり方で測ってみると
クリトリスは約0.13~0.14でした。
これがプロの計測(クリアランス)となると0.08になるようです。

(私風計測で)今まで好きなクリトリスは0.11~0.13ってところでしたから、
私もおおむね0.07~0.08にしていたようです。
・・・サビチャーモなんかは0.15オーバーですがねw

イメージ 11

CM尻なのでもちろんガム貼ってます。
イメージ 12
イメージ 13

ボーリング前、ここが曲がってました。

イメージ 3
ボーリングに出したCM57 96ピストンです。
魔人ウブ風のM字に加工しました。
イメージ 4
こっちも同様です。
調子に乗りすぎてサークリップんとこに近い!
イメージ 5

イメージ 6
ここをやりすぎるとピストンが割れます。
窓付近はやりすぎ厳禁なのです。
イメージ 7
イメージ 16
画像ではあまり見えませんが、
ゴムバー段階で手が滑っちゃってピストン表面に傷が付きました。
今後傷が見えたらオイル溝も作ってるんだなぁと思ってください。

ピストン加工でしょっちゅうやっちゃうんですけど何か?(笑)
イメージ 8
96です

イメージ 9
加工前の重量は量ってないです(笑)

イメージ 10

スカートが酷く曲がると、割と目視でも分かる場合があります。
これは分かりませんね~

1:16ロック

不親切な動画ですが、ドライ状態でリングを外しストロークさせています。
正位置では問題ないように感じましたが、
ピストンを180度回転させストロークしてみると
若干キツくなる場所があることが分かりました。
念入りに面取りしてもダメでした。

若干不安が残りますが、幸い正位置では問題なかったので、
このまま組んでみます。

とりあえず高回転で異常な振動が出なければOKとします。
イメージ 15

こいつとセットで使うヘッドも拵えて頂きました。
なんと、パイオツ型ヘッドなのです!

今までプーリン(ッぽい)ヘッドばかりでしたのですごく楽しみです。