CM無加工ヘッド

 
続きです。しかし、なーんだこりゃ。は意見て。
いまさらになって気づきましたが、放っておきましょう。
たまに狙ってやるときもありますが、これは違いますw
 
デトネが止まらなかったので去年安定した仕様に近づけます。
まずはキャブをKOSO34からKOSO32に変えます。
ジェット類は最近の仕様を参考にして
エアクリ #45 N80H2.3 #155を入れておきました。
 
→暫定セットなのでなんとも言えませんが、デトネはまったく消えていません。
KOSO34となんら変わらない感じ。少なくても今回はキャブとはあまり関係がない
と判断しました。これまた暫定セットなのでなんとも言えませんが、
変速回転数はKOSO34と大して変わりませんでした。 9500~9700
 
次にCDIを交換します。
5FA-11 CDI(5mm)をやめてPOSH MAP2に変更します。
もちろんステーターベースはノーマルの位置に戻します。
 
→おお、デトネはだいぶ消えました。若干出ますが、これなら無視して走っても
一本目でいきなり焼きつくとかはなさそうです。
 
しかし、問題は変速回転数も同時に下がりましたので、ひょっとしたら
MJも濃く出たからデトネが治まったように見えるだけってことかもしれません。
60キロ時 9200~9400です。
 
ということで、このままテスト走行しました。
今回はトンネルコースです。しかもトンネルコースなのに微妙に伏せました。
いやぁ、全力で伏せるつもりでしたが、ステップに荷物があって落とすか不安で、
いつもより中途半端な姿勢だったと思います。
 
129.3@ 9760
エアクリ付きとは言っても伏せましたのでまぁまぁですね。
しかし、今はレコード狙いではなくデトネです。
 
メモによりますと、「中盤でデトネ音が何度か聞こえたが
後半で止まったのか聞こえなくなった」そうです。
 
とりあえず何とか完走できたので一歩前進って感じですが、
デトネ音が何度か聞こえたので、おそらくMJを1~2ランク下げるだけで
デトネ祭りになると思います。
 
ということで、今の仕様じゃどの道ダメと判断。
ヘッドを変えます。CM58 無加工ヘッドです。
 
イメージ 1
わかりにくい画像ですが、マフラーのボルトが相当緩んでました(´・ω・`)
VER2では初めてかな?全然気づかんかった…。
イメージ 2
普通ですね。短い間お世話になりました。
あっ、スキッシュクリアランス測り痕が残ってます(笑)
イメージ 8
前回予想クリアランスは1.15と書きましたね。実際は1.25mmでした。
私って0.1mmの誤差は余裕で出しちゃうので、
おそらくこのヘッドのスキッシュ(掘り込み)は3.0mmであっていたようです。
 
こいつは今まで使ってきたヘッドより容積は「確実に」小さいヘッドに見えました。が、ヘッドって私が思ってたより思いっきり小さくならないと圧縮は稼がないみたいです。
そういや、私ってヘッドの経験は少ないですね。ロンクラに来てから去年までは
もっぱら一つ(正確にはボア違いで2つ)しか使ってませんでしたし。
イメージ 3
それでは、CM58付属の無加工なヘッドを入れます。
おお、デトネとは無縁そうな形をしています?????????
これでデトネが出るわけ~ねぇだろっ!って感じです。
 
このヘッドをこのまま無加工で使ってる方はほとんどいませんよね。
それって、これが悪いからではないと思います。
単純にみんなこれは切り札として残してるんですな。
イメージ 4
並べてみるとこんな感じです。
 
さて、このヘッドはノーマルクランクの時は使ったことありますが、
ロンクラに来てからは初めてです。
 
圧縮圧力を参考にし、10を超えて11以下であれば合格としたいところですね。
ベースは0.45のままにして、ヘッドガスケットを何ミリ入れれば良いのかと
迷ってるところでしたが、とりあえずは3mmを入れてみます。
2mm+1mmの二枚重ねです。
 
どうせ一発で成功できねぇだろうな~と、液ガスも塗らず、ヘッドの締め付けトルクもいつもより弱く(1.5キロ)して、マフラーも外したまま圧縮を測ってみました。
 
あ、それ以外いつもと違ったことがあるとすれば、エンジンは結構熱いままでしたね。いつもは腰上を変えてから圧縮を測ることが多く、大体は冷えた状態で計測するのが私的にはデフォとなってますが(本当は熱い方が良いかな?)今回はヘッド交換のみだったので。
 
要は圧縮圧力は所詮個人指標なんだし、それを妄信するわけでもなく、
基準さえ同じであればいいかなぁといった考え方です。
だから、私がダメなのかもしれませんw
 
なんかフライホイールを回すとねずみの鳴き声がします?
まぁ良いでしょう。締め付けたらしなくなりました。
 
すると…
イメージ 5
マジかよ。一発で成功っぽいです。10.4です。
では、ヘッドを外し、液ガスを適当に塗って、締め付けトルクもいつも通りやや強くして組み付け直します。
 
それからスキッシュクリアランスを測ってみます。ノギスを持ってこなかったので
サンプルは大事にお家に持って帰ります 
イメージ 7
1.5mmでした。
イメージ 6
カメラの角度の関係で同じ数字に見えるかもしれませんが、
私の判定は10.6キロです。
液ガスを塗って、いつも通りヘッドを強目に締めて
マフラーを付けただけですが(笑)
 
イメージ 9
おお、またしてもプラグキャップが完全には入りません。
ベース0.45mm、ヘッド3mmとガスケットが相当入り、
ヘッドが後ろの方に固定されてるからなんでしょう。
 
同じCM素材のヘッドですから、例えスキッシュクリアランスが同じでも
3mmとかの掘り込みヘッドと比べ、こちらの方がピストントップと
プラグまでの距離は遠くなるはずです。
 
ってことは、デトネが出る「訳がない」ということです。
これであっけなくデトネも完全に消えるでしょうね~ヾ(^∇^)
 
さて、ぐだぐだと長くなりましたが分かりやすく整理しておきましょう。
 
*前回の56掘り込み3.0ヘッド仕様
ベース0.45mm、ヘッド0.35mm、スキッシュクリアランス1.25mm、圧縮9.6
 
*今のCM58無加工ヘッド仕様
ベース0.45mm、ヘッド3mm、スキッシュクリアランス1.5mm、圧縮10.6
 
では、ポンで一度走ってみましょう。
トンネルコースで、今回は荷物がないので、ベタ伏せです。
 
 

大名乗り
横穴チャーモ(ベース0.45、ヘッド0.35、ガ56mm@3.0ヘッド)
→(ベース0.45、ヘッド3.0、CM58無加工ヘッド)
KOSO32
3KJ似エアクリ 5本挿し  #45 N80H2.3
横綱90(スライドピースはデイトナ製)
中華4VPコピーフェイス中央部34mm
4mm 横綱ボス + ボスワッシャー 1mm
DFGPベルト(764, 16mm) 5.41g
亀8トルクカム 0.7mmオフセット
4VPノーマルセンスプ、5HKノーマルクラッチ、KOSOアウター
マロッシハイギア(9.26) リアファイヤー 130/60-13
KOSO軽量ファンっぽい重量ファン
34用自作加工マニ 
5FA-11 CDI ステーターベース 5mm→POSH MAP2
VER2

#45 N80H2.3 #155 5.41g
 
イメージ 10
(´・ω・`)
完走はできましたが、走る直前録画ボタンを押すのを忘れました。
走ってから停止ボタンを押そうとしたら、録画ボタン(´・ω・`)
 
トンネルコース、エアクリ付き、大名乗りでした。
ご覧の通り126.5と殿様でもがんばれば出そうな数字が…(爆)
 
ま、大丈夫です。今はレコード更新目的ではなくデトネ具合が重要です。
単純にキャブが濃く出たかWRが重く出てこんな結果になっただけかもしれません。
録画されてないので回転数の変動が見れないってのがすごく残念ですが。
 
一番重要なデトネ具合ですが、、、
「前の仕様と差が分からんwww」って感じで普通にデトネってました。
メモによりますと「全開直後オーバーシュートの時やや激しいデトネが一瞬出て、
それからしばらくデトネはほとんど出なくて、後半トンネルに入る直前から
デトネが2回ほど。トンネルに入ってからはチリッ、チ、チリッと、軽い
デトネが2~3回出る程度で、とりあえず完走はできた」そうです。
 
と、このまま一日通勤しながら様子を伺いましたが、どうもWRが重くてかったるいんです。この尻は私にしては結構なハイポートなので、特別回さないとまともに
走りません。9200でも全然ダメです。ということで、とりあえずWRを軽くします。5.41→5.25g
 
それから、キャブセッティングも一からやり直してみます。
まずはMJを#165を突っ込みエアクリで走ってみる。
→WRを軽くしたのを上回るくらい濃く出て8800シフト(爆)
さらに、中盤からはじりじりと回転数が落ちて
マグネットメーター読み90キロ付近では8300まで落ちる。
ガボガボとカブったりはしないが、もっと飛ばしたらそうなったかも。
と、このジェットでは結構長い距離を走って「確実に、相当濃い」と判断。
 
では、#158を入れてみます。
9400~9600シフトと、変速回転数は大幅に上がりました。
高速までは飛ばしませんでしたが、妙に濃い印象を受けます。
開度3/5~4/5ってところも妙に濃いですし。
 
よーし。大体分かりました。ヘッドを変えてから完走できたセッティング(#155)
も、まともにパワーが出るようなセッティングではなかったようです。
おそらく#150か#152ってところから本格的にパワーが出そうですね。
 
#152から行ってみましょう。しっかし、#155で完走は出来たものの
デトネを無視した走行だったのに、#152で果たして完走できるだろうか?
 
とりあえず、#152でちょっと全開してみた感じ、走りは結構快適になってます。
WRもまた軽く出まして、9600~9800シフトと本格的にパワーが出るって感じ。
 
・#152、エアクリ、5.25g
 
(´・ω・`)
デトネ祭りです…。何度も全閉→全開を繰り返しましたが、
全開すると暫くしてもれなく激しい系のデトネが出ます。
無視して走行すると、かなり高い確率で焼きつくと思われ…。
 
まともにパワーが出るMJを突っ込むとデトネで走れなくなる。
こんな理不尽なことは一昨年散々経験し私のスキルではそう簡単には
直せない、ってのは分かってますのでここは逃げるが策です <恥ではない
 
さて、デトネ対策として、残りのカードがもう少なくなりました。
まったく関係ないと思いますが、新鮮味のある一番信頼できて
ポピュラーで、素人向けのデイトナCDIを試してみること。
そして、ヘッドガスケットを0.35mm増やしてみること。
これくらいしかないですね~。
 
とても寂しいことですが、上記の策でも直らない場合はまた尻を変えるしかない
かなぁーなんて思ってます。
 
うーん。。それにしてもこの尻去年はデトネで苦労しなかったってのに何でまた?
ポートの通路を大きく抉ったのが原因か?
あ、でも、去年はキャンペーンヘッドだったから圧縮がかなり低かったはず・・・。
 
よう分かりませんが、こういう時は人のせいにしましょう。
ガソリンスタンド側がコスト削減のためにオクタン価を大幅に下げたんですきっと