v100復活
長らく眠っていたv100を蘇らせました。
このv100は普段街乗り仕様で乗ってて、年に2~3度ほどSSの真似事イベントに
参加していたバイクです。まあ、今は年に1回か2回ですが。
どうやって参加したのかというと、SSエンジンをステップに載せ、デカイかばんに
チャンバーを入れてイベントが開かれるところまで行って、その場でエンジンを載せかえるというやり方をしたことあり、友人のお店のトラックに載せて行って来た
こともあります。
なれた頃にもSSエンジンに乗せかえるには1時間以上、街乗り化には2時間ほどの
時間は必要でした(爆)
その繰り返しで(セッティング会の時も同様)、そしてSSエンジンの尋常じゃない振動でいろんなところが壊れており、保管状態もあまりよろしくなかったことから今は相当ボロボロになってます。
さて、このボロいv100ですが、「売るために弄る」ってのが基本です。
このまま安値で売ってもいいと思いますし、手間やらなにやらを考えると
そっちの方がずっと楽だと思いますが、5年以上所有したバイクなので
できれば次のオーナー様には楽しく乗ってもらいたい、最低限のことはしておいてから売りたいってのが本音です。
少なくても、なるべく文句は言われない程度にはしておきたいですね。
v100を蘇らせる前までは8:2って感じで「普通に乗れるようにして適当に売る」つもりでした。1ヶ月以内で普通に乗れるようにしておき、すぐ売っちまおうと。
とりあえずエンジンはかかってる今は6:4くらいの感覚で売りの優勢です。
大好きなバイクですし、正直BWS100より見た目も気に入ってます。
ですが、ノーマルパーツもこの国ではまともに手に入らない時代になりました。
あまり詳しくないんですが、この国でv100は1995~1997年?のが最終モデルで、相当古いです。そう、私が生まれた頃には既にv100の新車は手に入らなかったのです。ちなみに私のは1992年生まれでした。私より年上ですね(嘘つけぃw)
といった感じで、こいつもちょっとずつ弄って行くつもりですが、
楽しくて楽しくて売れな~~~い!ってことになることを期待します。
が、しつこいようですが、今のところ6:4で売りの優勢です(笑)
さて、バイクが置いてあるバイク屋に行ってみると、既に街乗りエンジンが
載せられていました。友人が勤務時間にやってくれたようです。
社長にも、友人にも感謝しなければなりませんね。
おそらく、お決まりの「金はいらねぇ~~から」という優しいお言葉を頂く
ことになるでしょう。社長は最近パソコンが遅くて私に相談したので、SSDを
買っておきました。今度プレゼントしましょう。
友人には中国で買った怪しいシリンダーでもあげましょうwwwwwwwwwww
ま、本当は彼が私に「代わりに注文してくれないか?」といったブツだったので
さりげなくプレゼントしても罪悪感はないです。
あ、シリンダーは3セット買いました。壊れたのは1セットだけです。
と、前置きが長くなりましたが、既に街乗りエンジンが載せられた状況なら
あとは簡単ですね。
・オイルタンク交換(リアサスが邪魔でこれが厄介)
・メーター周りのインナーカウルの交換
・スポマフセッティングだったが、今はノーマルマフラー(とはいっても日本製
と全然違う)なので、要セッティング
・キャブからガソリンが漏れるのでガスケット交換。
程度かな。
あと、シリンダーは亀56ポート加工品が組まれてましたけど、「いつかはv100も
乗ることになるだろうな」と加工しておいた尻(日本スズキ純正、中古)
があったのでそれも。
ちなみに当時のスキルの無さはもちろん(今もだがw)あまりにも頻繁に
焼きつかせたのでポート加工どころじゃありませんでした。
SS以外のv100ポート加工をしたのは初めてです。
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095600.jpg)
![イメージ 3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095940.jpg)
彫っておいたシリンダーはこれですね。
2014年10月に彫っておいたもので、オクで中古で買ったノーマルシリンダーです。
14年10月ですと、既に街乗りとしてv100に乗ることはなく、SSモードで固定していた時期でした。が、いつかこんな日も来るのかな~と彫っておいて正解でした。
あ、最近知り合いの車両でリングが割れたことを見て、排気ポートの面取りだけ最近修正しておきました。
改めて排気ポートの詳細を測ったりはしませんでしたが、上から26.5mm、
弦長72%とメモってありました。メモったのは当時の私でちょっと怪しいですが、
まあ信じましょう。でも26.5にはみえないな~~~
シリンダーの素材ですが、スリーブの形からCE11A用ですね。CE11A用といっても、いくつか種類があるとしたら私には判別できません。
![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095750.jpg)
ここら辺の刻印がヒントになるのかな?
![イメージ 4](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101100000.jpg)
とりあえず、0.5ベースで様子を見ます。
あらま、すげw
BWSノーマルより掃気が開かないんですけど。
韓国仕様もこんなんだっけ。忘れました。
シリンダーの上部をカットしたくなりますね。まあ、いいでしょう。
このまま行ってみます。
![イメージ 5](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101100010.jpg)
合わせるヘッドは亀のパワーヘッドです。
v100ヘッドを加工するとなると、こんな形にしかできないんでしょうかね。
ボアもノーマルより小さいです。確か51mm前後とか。
アド110ヘッドの加工品がほしくなるところですが、とりあえずこれで我慢しましょう。
ちなみにこれは亀のアウトレットで買ったもので、マニュアルがありませんでした。
相手は亀。ヤバイにオイニーがします。
油断はできません。
ベース0.5mm、ヘッド0.5mmでスキッシュクリアランスを測ってみると
![イメージ 6](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101100020.jpg)
この値。確実にピストンとヘッドを壊しますよね?
見たことのないつぶれ方で正確に測れたのか自身ないですが、どーもヤバそうです。
誰かに聞いたか、BWSのパワーヘッドでもそうだったか覚えていませんが、
おそらくこのヘッドはベースを1mmか1.5mmを入れる仕様になってるのでしょう。
亀がこういう手口を使うこともある、ってのは気づいてました。
ポートを全体的に上に上げるってのが目的かな。
![イメージ 11](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095610.jpg)
普通に見えました。
![イメージ 7](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101100030.jpg)
ちったぁマシになったか?あまりにもずれてて、0.5程度じゃピンと来ないw
まあ良いでしょう。スキッシュクリアランスを測ってみます。
![イメージ 8](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101100040.jpg)
よーし。これで行きましょう。私にとっては結構イケイケ仕様な数字です。
次に、友人にコンプを借りて圧縮圧力を測ってみました。
私のとはパネルが違いますが、私が彼にプレゼントしたもので、私のと数値の
違いはそんなになかったはず。
![イメージ 10](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101100100.jpg)
うっしゃー!
7も出なかったらどうしよう、と心配したものですが、
何とか良い数字が出ました。BWSでは普通に11以上もやりましたけど、
v100でこの数字は初めてですwこれで腰上はおしまいです。
次にオイルタンクはクラックがありましたので単純交換。
メーター周りも同様。何とかクリアしました。
PE24から漏れてると聞いたので、フロートガスケットを交換。
どれも単純交換だったので写真は取りませんでした。
と、お楽しみの駆動系。
当時の小僧仕様がどれほど酷かったのかが垣間見れます。
![イメージ 9](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101100050.jpg)
(´・ω・`)
なんか、ドライブとドリブンが近すぎてすごい違和感です。
ドリブンは中国か台湾のCE13Aバッタモン式が組まれてました。
SUZUKIの判子が押されてないだけで、中身は一緒かもしれません。
もちろんただのバッタモンかも知れません。
ここは普段韓国仕様のノーマルトルクカムに亀の軽量クラッチ、他車種の
超軽量アウターを組んだはずですが、まあどっちでも良いでしょう。
![イメージ 12](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095620.jpg)
スライドピースが薄く加工されてました。もちろん見た瞬間思い出しましたけど
思わず笑っちゃいましたw
落とし込みを少しでも増やしたかったのでしょう。
ボスワッシャーはヤマハ流用ですね。外径は多少小さいです。1mmだっけ。
![イメージ 31](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095950.jpg)
![イメージ 13](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095630.jpg)
詳しくはS&T(旧ヒョースン、今はS&Tでもないw)のゼファー100の純正品です。
EZ-1、EZ-2の二種類がありますが、刻印は当てになりません。
v100ノーマルとそっくりなのもあり、外径が大きく多少やる気のある
プーリーもあります。
EZ-1でもv100ノーマル同等品だったり、やる気プーリーだったり、
EZ-2でもv100ノーマル同等品だったり、やる気プーリーだったりします。
一番簡単に見分ける方法はオイルシールの有無で判断します。
こいつにはオイルシールが付いてません。とはいってもこれは新品では
おそらく手に入らないと思います。
ちなみに、こいつは頂点カットやら、軽量やらちょっと加工しておいたものです(笑)
![イメージ 14](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095640.jpg)
気になるランププレートはv100の兄弟バイクに当たる旧ヒョースンのゼファー100&ラリー100の純正品です。
v100のランププレートの段差をなくしたバージョンに近く、アド110の主な二種類というよりv100寄りのものでお勧めできます。確か特定のCE13Aの新車ではこれとそっくりなのが組まれたと聞いたことがありますが、都市伝説レベルの話なので詳しくは…。
て、上記のバイクですが、アド110のような腹違いって感じではなく、
本物の兄弟バイクです。が、ゼファーの場合はマフラーが右でシリンダーが違いますし(ピストンは共通)ラリーの場合はインマニ側が違います。
SD90というバイクもありまして、こいつは正真正銘の兄弟バイクですね。
リアサス側がちょっと違ったっけ?それ以外はv100エンジンそのものだと
知られています。
ま、この件に関しては「興味ねーよ」って方がほとんどだと思いますので、
後に機会があれば詳しく、ってことで。
で、このランププレートですが、これはまだ手に入りますね。ただし、ラリー100の
プーリー一式でしか買えません。プーリーの外径は大きいのですが、形状が
イマイチ。ランププレートは上記のゼファーと共通。
WRは13.3gx6でそこそこ使えます。
今の時点、全部で3000円前後のはず(純正品でも、こちらでは
部品屋によってお値段が違いますw)
気になる方は韓国旅行でもして手に入れましょう。
![イメージ 15](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095650.jpg)
外径は忘れましたがノーマルより小さいはず。
ちなみに街乗りv100ではハイギア入れてます。
11A+13Aの組み合わせで6.93とか。
![イメージ 18](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095720.jpg)
![イメージ 20](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095740.jpg)
![イメージ 16](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095700.jpg)
ナンバーは一昨日もらって来ました。
今週末にバスに乗って行ってナンバー付けて乗って帰らなくちゃ。
![イメージ 17](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095710.jpg)
![イメージ 19](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095730.jpg)
ああ、泥除け取り付けるの忘れちゃった…。
気に入らぬステッカーもたくさん貼られてますね。ほとんどが
イベントでのスポンサーのステッカーですので、全部はがしましょう。
BWSとか訳分かりませんし。
何とか始動OK
近くをナンバー無しでぐるっと回ってみましたが、とりあえずはOKっぽ。
直キャブに近い仕様なので回すとうるさくなると思いますが、
低回転がものすごく静かです。静か過ぎてエンジンかかってんの?と思い、
減速中ついついアクセルを開けました。BWS100のエンジンは何で
うるさいんだろ?BWSのノーマルマフラーがうるさいのかな?
にしてもキャブセッティングが激変して驚きました。
乗らなくなる直前の仕様は亀56(ポート加工品)+カメボンネビルベーシック
でしたけど、PE24にSJ35、MJ120だったんですね。
それが今じゃSJ50(暫定)で、#35じゃまともにアイドリングしません。
MJは#135を突っ込んでおきましたけど
ナンバー無しではさすがに全開しながら楽しく乗るわけには行かなかったので
どれほどずれてるのか判断できず。
ちなみにカメ56(たぶんイベント商品?)ポート加工品はこんな感じです。
![イメージ 21](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095800.jpg)
![イメージ 22](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095810.jpg)
![イメージ 23](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095820.jpg)
![イメージ 24](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095832.jpg)
![イメージ 25](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095840.jpg)
![イメージ 29](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095920.jpg)
![イメージ 26](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095850.jpg)
![イメージ 27](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095900.jpg)
![イメージ 28](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095911.jpg)
![イメージ 30](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/potat555/20010101/20010101095930.jpg)
素材が素材なだけに、ノーマルと掃気周りの形状はかなり違うと思います。
今となっては、うむ、、、これをポート加工品として販売してるのかと
思いますけど、無加工のボアアップキットとはまるで違う、めちゃくちゃ早い!
ってのが数年前の私の感想でしたので(笑)そんなに悪くもない商品だと思います。
ま、カメとしても街乗り用として発売した?わけでしょうから、無茶はできなかったんでしょうね。