横穴チャーモセッティング その2

の続き。

前回のセッティングでピストンがカラカラになったときに聞こえた音が
どのセッティングでも聞こえるようになった。 <MJを#10上げても聞こえる
気のせいではないと思うけど、ちょっと神経質になったのも事実。

なら、一番怪しいデイトナ赤箱から排除。
ちなみにこの時点でMJは#140だった。

デイトナ赤箱→5FA-11(2型)CDIに変更。
ベース移動はあえてしなで様子をみてみる。
要は、セッティング変更無しで赤箱からノーマルCDIへ。

すると、、、なんじゃこりゃ。
まるで牙を抜かれたハムスターである。

デイトナ赤箱では9300~9400程度だった変速回転数が8640まで下がり
再加速がなんかはもはや、どこかにトラブルでもあるんじゃないかと思えるほど
アホみたいになっちゃった。一瞬遅れるわけではない。2秒前後も回転の上昇が遅れるのだ。

でも、変更点はCDIのみなので原因は明らか。
MJを#140から#135へ。変速回転数は8000後半となったものの、まだまだぬるすぎる。WR調整しないと何とかならないレベル。ここまでとは、と関心しながら素直にベースを移動させる。

イメージ 1
ここがデフォルト。
うわぁ~マーキング失敗しっぱなしですごい分かりにくくなったww
我ながらホントアホクサ(´・ω・`)
移動後の写真はサボったけど、定番の5mm移動で様子見。

すると、MJは直前(赤箱)のセッティングより#5番手下げたのはあるけど、9240程度の回転数まで回復し、大体納得できる値となった。それでも今の仕様だと9240変速では微妙にパワーが出ないので、WRを6gx6から5.83gへ。

あ、そうだ。赤箱から5FA2CDIに来て、アイドリングが300回転ほど上がった。
これは直前のキャブセッティングによっても結果は逆になりえると思うし(点火力というか、スパークの力そのものが関係しているのだとしたら、そうでもないかもしれないが、経験がなさ過ぎて判断できず)
アイドリングで大きく影響を与えるSJのセッティングはいまだにサボり気味だったのでRPM調整ねじを回して合わせた。

と、基本的なことは合わせて走ってみると、これがまぁ普通に走るっちゃ走るが
どうもデイトナ赤箱のフィーリングの方が気持ちイイみたいw

話はそれたけど、CDIを交換した理由はピストンが乾いたときに出た音をどうにか
しようってのが目的。結果は「まったく改善無し」だった。 <ベース移動前も
さすが俺。最近、セッティングにおいての俺の勘はほとんどが外れだww
もうね。一度あの音を気にしてからというもの、アクセル開度ほぼ全域であの音が聞こえて気になってならない。少なくても逃げ場は設ける必要があると。

今の仕様で特別に攻めてるのがあれば、スキッシュクリアランスくらいしかない。
とはいっても、いつもより0.2~0.3mm攻めただけだけど、それしかないのだ。
ということで、プラグワッシャーを入れて、プラグの位置を移動させることに。

おっとぉ、その前に。この音はどうやら「一発」で焼き付くORピストントップが
溶けるほどのレベルではないようなので、とりあえず5FA2ノーマルCDIのお手並み拝見とワッシャーをいれずに走らせてみる。

13.赤箱→5FA2CDI+ベース5mm移動 N80F3→N80F3.5 6.25g→5.83g
(前回のアタック、つまり12本目のアタックとの違いだけ書いておく)

9580(60キロあたりでの回転数) 133@9910 GPS122.4
という数字がでた。あれ~直接見たときには135に近い134に見えたけど
動画ではどうみても132~133に見える。ここら辺カメラの角度が関係しているかも。

と、最近にしては結構良い数字が出た。これなら希望を持てるかもしれない。

イメージ 2
次はプラグワッシャーの投入だ。
13本目までは普通にプラグガスケット1枚仕様だったけど、今回は
左の3mm強のプラグワッシャーを投入。
いちいち入れたり出したりするのは面倒なので、専用プラグとして使う。
右は新品で、左は新鮮な中古。


14.プラグワッシャー3mm強、その他のセッティングは同一


9630 130@ 9830 GPS 121.5
この日の2本目ということもあるかもしれないが、最高速が落ちる傾向だ。

15.1.5mm強のガスケット2枚仕様
9720 130@ 9920
という数字が出た。

この日の3本目っていうのはあるが、ワッシャーは追加しないほうが
最高速が出る傾向かもしれない。でも、これで気になる例の音はだいぶ
落ち着く傾向となったので、安心感は得られた。よって、しばらくこのまま
通勤することに。

さて、ではそろそろ駆動をいじりたいところだけど、駆動をいじりたくさせる
数字は未だ出てこなかったので、次は直キャブである。
ここで説得されちゃうような数字が出なければ、この尻はうさぎよく無期懲役の刑か
再手術だ。

ということで、エアクリを取っ払い、とりあえず確実に濃く出そうな#170を入れてみる。ついでに、SJも#52まで上げとく。

すると、エアクリで9600だった変速回転数が9120あたりまで下がり、
回転の上昇は少々鈍る。ぶぶぶぶってオナラしながら走るわけではないけど、
そういう傾向が少々あり、全開っぱなしだとどうにか脱出できる程度に濃いようだ。

なら話は早い。とりあえずビールみたいな感覚でとりあえず#160だ。
そして、これを最後のアタックとしたかったので、プラグワッシャーも1枚に。

16.PWK28直 #48→#52、#160 プラグワッシャー2枚→1枚 5.83g(変更なし)

10040 131@10180 GPS123.3
という超微妙な結果が出た。

とうとう心が折れてしまった…。この尻はとりあえず処刑だw
調子が良かった頃の亀8トルクカムも試してみなくちゃならないけど、
決断は早ければ早いほど良い。ここはうさぎよく諦めるのが正解。

この横穴チャーモ。横に穴が開いたから2014年に掘っておいて使わずに持っていた
わけだけど、今思ってみると使わなくて良かった気もするw
だって、あの頃これを使っちゃたら3ポート尻を1ポートにつなげたって、
俺には使いこなせないみたいだな、おい。とその後CMしりは使わないように
したかもしれないからw

次の選手は既に準備OKな状態だったが、直キャブ動画をとったときにメットイン
入れておいた状況ではなかったため、おとなしくおうちに帰る。

そして、翌日。つまり今日。メットインに次の尻を入れて、いつものガレージへ。
しかし、直キャブでのセッティングはほぼ一発セッティングだったし、
MJはちょっと濃かったかもしれない。最後のチャンスを与えようじゃないか、と
MJを155まで絞ってみる。

WRもだいぶ軽く出たので5.83gから6.42gへ。
この尻では過去最強の重いWRだ。

このセッティングでちょっと走ってみると、加速そのものは結構好感触だった。
「ひょっとしたら、ひょっとするかもしれないぞ」という気持ちで最後のアタックへ

17.PWK28直 #155 6.42g
10000 135 @10130 GPS126.9

という直にしてはまた微妙な数字が出た。
動画ではどう見ても135には見えないかもしれないが、今のカメラの角度、
どうも135の辺で1~2キロは出ないように見えるようだ。

加速のフィーリングそのもは結構良かったけど、130の手前で伸びが
ほとんどなくなる印象。ひょっとして駆動じゃねぇの~?とも思ったけれど
どうもスタッドボルト側を甘く掘ったのが原因な気がしてならない。
とにかく、心ここにあらず。処刑だ。

イメージ 3
直@#155で走った直後。とはいっても一度信号で捕まってるし、ガレージまで
数百メートル徐行している。

ピストンはやや乾き気味だったけど、走行距離を考えてのセッティングだと問題なさそう。

4分割写真を貼ってもいいほどの写真は撮っておいたものの、いらんだろそんなのw
排気ポートの様子、掃気側のアタリ、ジェットポートのガムの様子だけ残しておく。

イメージ 4
やっぱ今回も引っかかった痕跡あり。

イメージ 5
ここは綺麗だが
イメージ 6
ここは相変わらず変な雨が降った様子。
ガスケット調整もそろそろ億劫になってきたし、
もし、今度生まれ変わったら51.5か50で行くw

イメージ 7
イメージ 8
ガムは健在。

走行距離はメーター読み約450キロ前後。短い人生であった。
ヘッドを新調するまで寝かすか、それとも再加工しとくか迷っちゃうところだ。

イメージ 9
さて、新しく入れた次の選手。
マジすか、加工しといたのにまたポンプと接触
イメージ 10
接触痕。
無理やりつけても大丈夫な気がする程度の接触だったけど、
念のためヤスリで2~3分ほど削ってから再チャレンジ。

イメージ 11
う~~~ん。もうちょっと削ったほうが良かっただろうか。
イメージ 12
おやおや、今度は0.6mmベースではだめっぽい。

イメージ 13
0.3mmでもダメだ。
生まれ変わったら51.5か50で行こう…。

これより薄いガスケットは使う気にならないので(友人は普通に使ってるがw)
ベース0.3mm、ヘッド0.5+0.35の組み合わせで組んでおいた。

今組んでおいた尻に関してはまた今度。
ちなみに、これまた実験的な尻だったりする(笑)

あと、これ、スカートは曲がってるし、真円度も出てない疑惑があって、
(スカートを少し過ぎたところでいきなりゆるくなる、個人レベルのホーニングで
合わせておいたものの…)
100キロも乗ってない中古ピストンを入れといた。