パイオツヘッド

予告通りまた迷走しちゃいましょう。
 
前回、駆動でもあまり変化が見られず、どうしたもんかなと悩んだ結果
シリンダーを変えない限り有効そうなカードは残り二枚、と。
 
1.KOSO32
→同じ駆動で変速回転数はKOSO32の方が高かったので、こちらに戻してみる。
でも、KOSO32は今の尻で一度走ったことはある。ガスケット交換前だけど。
 
2.新調ヘッド
→パイオツヘッド。57mm用で掘り込み2.4mm。
今のヘッドとは燃焼室の形が全然違う。
巷ではこちらの方が伸びるという噂あり。
 
相当悩みましたが(三日間、一日10秒ずつ計30秒くらい 笑)2番を選びました。
これを使わずに華麗にレコードを更新し、これでさらに、、、という
計画でしたがちんたらやってらんない状況となったので(笑)
イメージ 1
はい。一人で出来ました。
今までがんばってくれたヘッドです。カッコいい色でした。
 
さて、どちらのヘッドも2.4mm掘り込みで、容積はどちらも不明です。
新調のパイオツヘッドの方がなんとなく小さい(高圧縮になりやすい)かな?
と思いました。既存のプーリンっぽいヘッドは大きく設けられたスキッシュエリアで容積を殺し、燃焼室で容積を稼ぐみたいな感じだったとすると、パイオツヘッドは逆で、全体的にはパイオツの方が容積は小さく見える、と。
 
ということで、ベースは0.6mmをそのままにして、ヘッドガスケットを0.5mm
増やして圧縮を測ってみます
 
ベース0.6mm → そのまま
ヘッドガスケット0.5mm→1.0mm
ガレージミサイルキャンペーン2.4掘り込みヘッド56mm
→パイオツ掘り込み2.4mmヘッド57mm
 
(´・ω・`)
圧縮は9キロとかでした。
はぁ??って言いたくなるくらい信じられない数字が出てしまったので
9強だったのか9弱だったのかすら覚えていません。シャメも忘れました。
 
なんだ、この数字は。そういえば、ボーリングCM57の時も「思ったより
高圧縮ヘッドではないかな?」とは思ったんですが、
この数字だとガレージミサイルヘッドとあまり差がないように思えます。
まぁ、良いでしょう。今の尻ですとこれはむしろ都合が良いです。
 
上等です。ヘッドガスケットを0.5mm減らしましょう。
ただ、スキッシュクリアランスは1.0mmは確保したいのですが、
もうそんなに余裕はないはず。
 
過去のメモによりますと
ベース0.6+ボーリングCM57+(パイオツヘッドに)ヘッド1mmでは
スキッシュクリアランスが1.25mmといった数字が出てました。
 
で、ヘッドガスケットを0.5mm減らすと
ベース0.6+ハイグレ56+(パイオツヘッドに)ヘッド0.5mmとなりますね。
 
ガスケットだけで見ると0.75mmが出そうですが、ハイグレ尻の方は
CM尻よりベースガスケットのところからヘッドガスケットのところまでの長さが
0.2~0.3mm程度長いはずなので、ぎりぎりなんとかなりそうです。
 
イメージ 2
はい。圧縮は良い数字が出ました。10.6とかです。
ガレージミサイルヘッド仕様でも測っとけば良かったです。
が、結構見慣れた数字なので、やっぱりガレージミサイルヘッドと容積は
それほど差はないように思われます。
ま、シリンダーは56なのにヘッドは57mm用+2.4mm掘り込み、
これも少々関係あるかもしれません。
 
イメージ 6
気になるスキッシュクリアランスは0.95強でした。
私的にはかなりリスキーな数字ですが、まぁ0.8mmまでは
少なくても私の乗り方(あまり長距離は乗らない)では問題ないというのは
過去既に確認済みです。
四字熟語っぽく略しますと過既確済です。
 
イメージ 5
画像は使いまわしですが、プラグの位置はこれを基本とします。
つまり、プラグに3mm強のスペーサーを挟みます。
 
次に、POSH CDIも外し、5FA-11 CDIを取り付けます。
はい。一人で出来ました。ノーマルCDIはやる気を感じさせないビジュアルなので
シャメはシャボリました。
 
最後にステーターベースも8mmほどずらします。
イメージ 3
今年これ何度やっとんねん~BWS100ノーマルなら
フライホイール外さんでも出来るがな~
 
イメージ 4
はい。控えめな8mmです。一人で出来ました。
 
既存のセッティングそのままで、エアクリのまま走ってみます。
ほぉ~MJ薄く出たみたいですぅ~
いやぁ、全開で走ってるだけでは私にはまったく判断できませんが、
2/3が濃かったのに、今はそこが濃くありません。
(私のBWS+KOSO34だと全開より2/3の方が先に濃く出る場合が多いです)
 
上等です~。以前のヘッドでは#170でもとりあえずアタックOKだったので
さっさとエアクリを取っ払い安全そうな#180を一本目とします。
 

大名乗り
ハイグレさらに改(ベース0.6、ヘッド0.5、2.4mmガレージミサイルヘッド)
→ガスケットはそのままに、ヘッドを2.4mmパイオツヘッド
KOSO34
3KJ似エアクリ 5本挿し #40S  N80H 2.5
横綱90新品(スライドピースはデイトナ製)
中華4VPコピーフェイス中央部34mm
4mm 横綱ボス + ボスワッシャー 1mm
DFGPベルト(764, 16mm) 5.75g
亀8トルクカム 0.7mmオフセット
4VPノーマルセンスプ、5HKノーマルクラッチ、KOSOアウター
マロッシハイギア(9.26) リアファイヤー 130/60-13
KOSO軽量ファンっぽい重量ファン
34用自作加工マニ 
5FA-11 CDI ステーターベース8mm移動
VER2

一本目
#180
(´・ω・`)
マジすか。まさかのデトネです。
 
私が街乗りで主に聞いてきたデトネよりはテンポが妙に遅いですが、
音はかなり大きく、わかりやすいです。これは紛れもなくデトネです。
3秒くらいはデトネ音を鳴らしたと記憶していますが、消える様子はなかったので
おとなしくアクセルから手を離します。
こいつとまともにやりやったらその先に待つのは悲しみだけです。
 
アホみたいに擬音語で表現してみます。
・SS仕様 → スタートからゴーまでひたすらチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリ
 
・街のりで一番多いケース →あるスピード域を超えてから 
ちっ…ちりっ…チリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリ
 
・今回 → あるスピード域を超えてから ちり、ちり、ちっ、ちりちり
 
みたいな感じですw 
 
さて!ヘッドを変えてデトネが出たということはキャブセッティングが薄く出たか
圧縮の問題だと思うのが妥当かと思いますが、#180でデトネ、ちょっとおかしいです。
 
おそらく、ヘッドの形状と圧縮が主な問題のように感じられます。
アホみたいにでかいMJを突っ込めばデトネは消えることもあるでしょうが、
それだとまともな走りをしてくれない、というケースがほとんどってのは
昔散散経験しました。
 
となると、ガスケットを調整するのが吉かと思いますが、
その前に、応急処置としてプラグワッシャーを追加してみます。
イメージ 7
3mm強のスペーサーとNGKデフォガスケット。
これを
イメージ 8
下の方にNGKデフォのガスケットを一枚追加します。
つまり、ガスケット+3mm強のスペーサー+ガスケットといったサンドイッチ
状態ですね。
 
二本目
NGKプラグワッシャー一枚追加
(´・ω・`)
デトネは消えません。リタイアです。
 
たぶんMJあげても意味がないと思いますが、それでもMJを2ランクあげてみます。
 
三本目
#180→#185
(´・ω・`)
デトネは抑え気味ですが、まだまだ出ます。
(1分以降がスタート地点です)
もう少し踏ん張りましたが、デトネは消えませんでした。
完走できたとしても意味がない数字が出そうです。
諦めました。リタイアです。
 
さて、大変です。
どうも神様は「もう少し迷走してろ、小僧」と仰ってるようです。
ヘッドを変えてデトネが出始めたんですからおそらくガスケットで
圧縮を調整するのが無難かと思いますが、鋼より強い僕のメンタルも
さすがにズタズタです。ヘッドガスケットを増やすくらいなら
シリンダーを変えて仕様を変更したいと思ってます。
 
従いまして、次はステーターベースを控えめ(5mm仕様)にして
デトネが消えるかどうか確認してみましょう。
 
多くの4VP芸人たちが使うというパイオツヘッド…難易度高し